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あのバイトの日以来。
何度か優華とバス停で鉢合わせることがあった。
その度に、優華が別人に思えてしまうのは、何故なんだろう。
優華は決まって
白のワンピースや、シフォン素材のスカートだったり
まあ、女の子だから、スカートは当たり前っていえば当たり前だろうけど
なんか、変に着飾ってる格好。
薄くながらも化粧もしているらしい。
夜に会ったことを
学校で話したことはない。
ただ話す必要がないからか、
話すべきではないからなのかは分からない。
「お疲れ様でーす、」
「今日もよろしくねー」
「お願いします。」
事務室で軽く挨拶をして、更衣室で着替える。
カウンターに立って客が来るのを待つ。
平日は暇かと思ったが割りと客が入る。
「蓮城くん、ごめんちょっと手伝って、」
「あ、はい、」
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