stage 6

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受け付けのカウンターを放置して、 裏方に回る。 用があれば客が備え付けのベルを鳴らす。 「書類ばらしちゃって…、」 申し訳なさそうにするバイトの先輩に大丈夫ですよー、なんて明るく答えて書類を拾い集める。 プリントの下に表示されているページごとにプリントを重ねる。 チリン、チリンとカウンターの方でベルが鳴った。 少し音が鈍いのは、ベルが錆びかけているかだろうか。 「すいません、表行ってきます。」 まとめた書類を机の上に置いて、カウンターに出る。 「お待たせいたしました、何名様で、…、」 「あ、えっとー、」 一番手前の男が振り返って数を数える。 その男のすぐ後ろに 優華がいた――――
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