んじゃあ…勇者召喚してみるか。

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少なくとも我が家は各界に於いて名の知れた家。 その権限はかなり高く、更に一族全てが『真面目』故に数多の人々からも信頼された大企業。 ヤバイなぁ… 親父、お袋。 頑張って早く次の跡継ぎを作るんだな… >>>閑話休題 霜雅「はぁぁぁ…過ぎちまった事はしょうがない。まずは藍沙を探すか…」 御夜「…ねぇ需絽。最終確認。」 需絽「何だ?」 御夜「中心三家は次代当主が居ない…と云うのは解った。じゃあ、他は?」 …そうか。いくら俺らとて世界を渡ることは出来ても次元を渡ることは不可能だからな。 最終的に地球に帰れるとは限らないし、なら、必然的に血族筋の誰かが天枷グループと……その出資もとのグループに参加して跡を継ぐ筈… 需絽「蘆屋家は知っての通り跡継ぎは居ない。芹沢も姉妹が殺された。櫛撫は社会的にはお家断絶中。娘たちがいた筈だが…あいつらは高槻家に養子に入ったしな。」 霜雅「おい…その理論なら高槻には櫛撫の子がいる筈じゃ?」 需絽「分からない。高槻は《孤児院》だったから、純粋な跡取りなら『元・櫛撫』の二人、柚華と霧華が居たが…」 霜雅「何だよ。」 需絽「俺が此方に召喚される一週間前、強盗に孤児院が襲撃された。」 御夜「っ!!高槻の子達は!?全員無事だったの!?」       ・・・・・・ 需絽「あぁ。高槻の子達はな」
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