第五章『ギルド所属だったり学園編入だったり。』

9/26
前へ
/542ページ
次へ
・・・ギルド加入から四日目の今日。 俺とリリィは王立魔導学院に編入する。 「という事で学園長室前!!」 「もうお兄ちゃんには突っ込まないよ…」 リリィと馬鹿話しながら、ドアをノック! バキィッ! 「…」 「…」 「おー。よく来たのう。」 えー!ノックしただけでドアが粉砕されたけど!?ていうか、いかにも学園長!って感じの爺さんが全く動じてないよ!? どゆ事!? 「君らが編入生のアマカセ兄妹じゃな。話は炎帝から聞いておるぞ。」 いやいや、悠長に話してないでくださいよ!! その炎帝さん(多分、ギルマス)が言ってる編入生兄妹の兄が扉ぶち抜いたんですが!? 「おや。扉が壊れておる。」 「爺さん手前耄碌しとんのか!?」 あ。ヤベ。思わず暴言吐いちまった!! 「かっかっか。別に耄碌はしとらんぞ?ここでは教室の壁がごっそり消えたり、教師の実験で生徒が喰われかけたりなぞ日常茶飯事じゃからのう…」 後半学園長の目から段々生気が抜けたのが不憫だ。 そんな感じで学園長とコントしてたら。 「あの、お兄ちゃん、学園長先生。話を進めてもらってもよろしいですか?」 げ!? リリィさんが微妙に怒ってらっしゃる!? 学園長も気付いたんだろう。 「む。すまんかったの。君達のクラスはSクラスじゃ。」 慌てて俺らのクラスを言ってきた。 で、 「彼女が君達の担任じゃよ。」 言って示したのは… 「「マスター?」」 何故か、我等がギルドのマスター、アルファス・コンクルアが立っていた。
/542ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6067人が本棚に入れています
本棚に追加