第五章『ギルド所属だったり学園編入だったり。』

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「何で私が…」 ボヤいてるミリキャス先生を必死な形相で審判待機場に引っ張っていくフォルマ。 アイツもマジで必死だろうな。 だって、この決闘が無くなったら、アーベの不戦勝になっちまうから。 そしたら… うん。阿鼻叫喚の地獄絵図だな。 「はぁ…そんじゃ『皆の貞操狙うもの・アーベ・アオツナーギ』対『狙われた編入生・アマカセ・ソウガ』の決闘を始めます。まず無いとは思っているけど、魔武器、使い魔は禁止。どちらかが降参か、力尽きるまで。(共倒れしてくれるとありがたいんだけどな…)さっさと始めて。」 色んな所に突っ込み入れたいが、自重しよう。 何か先生のキャラ崩壊が半端無いから。 と、そこまで考えた所で俺は驚愕に包まれた!! 「“さっさと俺に掘られてしまえ!”《ファイアウォール》」 何だその滅茶苦茶な詠唱は!? というか、 「「「「「「「絶っっっ対に嫌だ!!!!」」」」」」」 はい。闘技場にお集まりの皆さんとハモりました。 ああ。魔法なら大丈夫。撃退魔法を展開済みだし。 さてと。 「“詠唱簡略!取り敢えずは死んどけや!!”《黙示録(アポカリプス)》!!」 俺の詠唱も滅茶苦茶だって? いやいや。普通に詠唱して神滅級放ったら世界が消し去られちまうよ。
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