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これから忙しくなるな。
咲にもしばらく会えない。
そう思うと無性に咲の声が聞きたくなった。
捜査の前にどうしても咲に会いたくなった。
俺は顔を洗いにいった洗面所の鏡の前で携帯を取り出した。
…おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか…
崇『…またかよ。一体どうしたんだろ…』
不安に胸が締め付けられる。
最近いつも一緒にいたからか…改めて咲の大事さを知った。
上司「崇、いくぞ!」
崇『は、はい!』
今日の昼にはまたきっと手作りの弁当を持って来てくれるさ。
そう自分に言い聞かせ、携帯を閉じた。
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