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しばらくして落ち着いた俺は署長と事情を聞きに行く事に決めた。
始めから迷う権利なんかなかったけど、気持ちを整理するのに時間を要してしまった。
絶対に、解決してやる。
その一つの気持ちを胸に目撃者の病室へと向かった。
時刻はもうかなり遅くなっていたのでもう寝てしまったのか、と思いながらも病室へと向かう。
病室の前に立ち、扉を軽くノックする。
中からの返事はない。
失礼は承知だが少し中を覗いてみた。
「あの…私に何かご用ですか?」
後ろから不意に声をかけられた。
彼女が目撃者。
どうやらトイレに行っていただけらしい。
それから署長の説明で了承をえて、話を聞くことになった。
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