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「好きです、先輩
付き合って下さい」
私、相川 紗月(アイカワ サツキ)は初めての告白をした
相手は一つ上の先輩
松原 涼(マツバラ リョウ)先輩
先輩はカッコイイ、だからたくさん告白もされる
そしてその告白は全て断る
その断り方が酷いらしい
「…は?無理なんだけど
てか、お前誰」
これは…たしかに酷い、これじゃあ告白した子は泣くよね
「一年の相川です。…というか、この告白 本気にしないでください。あなたみたいな人、好きになるわけないじゃないですか」
私は無表情でそう言った
先輩は目を見開き驚いている
それもそうだ
さっき『好き』と言ったやつが、今度は『好きになるわけない』と言っているのだから…
「何でこんなことしたか…先輩にはわかります?」
「………は?」
わかっていないみたいだ
ほんと、最低な奴
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