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その時点ではまだ食い物にありつければ何でもいいと思っていた程度で少しも信頼などという言葉は出てこなかった。
しかし少しずつ生活していく内に恩というものを考えるようになった。
俺が今生きてるって実感できる仕事に就けたのはカイン少佐のおかげだ…あの時助けてもらえなかったら良い部下と出会えることも無理だっただろうな。
いつか必ず彼に恩返しをしよう。
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恩返し…結局できなさそうです。
サラとヤトももう少し成長を見たかった…。
きっとスラムでの犯罪の罰だな…こんなことならスラムなんかで生活しなければ良かった…。
「悪いな…俺は雑魚の下にはつかない主義なんだ…。」
「そうかい…そんなに死にたいんだ♪
お疲れ様♪」
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