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「皇帝様~やっぱり王国奇襲は失敗しました♪」
蝋燭の光以外照らすものはなにもない薄暗い部屋で11人の者が集まっていた。
「おいカシス、皇帝様への口の聞き方を考えろ。」
緑の前髪で眼が隠れている真面目そうな男はカシスをにらみつける。
「でもライムさん!僕はこの喋り方しかできないんだよ♪」
「おい…話を戻すぞ。」
部屋の一番奥の玉座に座っている巨大な男はカシスとライムと呼ばれた男を黙らせる。
「まあ奇襲失敗は予想していたことだ…ライムにも捨て駒しか送らせてないからな…それよりも今は先のことを考えるぞ。」
「皇帝様。私に提案させてください。」
「なんだ…言ってみろ。」
黒髪黒眼で服装も黒ばかりの男が挙手をした。
「はい、共和国と王国は同盟を結んだということで我々は四面楚歌の状態にあります。
なのでこれから我々はまずここを全力で攻め落としたいと思います。」
「クハハハ…本気なんだな?ならいい…自由にしろ。
だがその間この城は空じゃないか…一体誰が守る。」
「はい、それは━━━にお願いしたいと。」
「よし…決まりだ。やはりシラヌイ…お前は面白い奴だな…。」
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