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「お、おう喜んでもらえてよかった。」
なんか締まらないな…
「じゃあ私もあなたが壁にぶつかったら手伝ってあげる。
もし逃げる事を選択するのなら私もプライドも捨てて逃げるわ。
だから…だからお願いだから死なないで…。」
「ちょっ、それはあっ当たり前だろ!」
「ふふっ、なに焦ってるの。あなたが言った事じゃない。」
「わ、分かってるよ!」
女にそんなこと言われたの初めてだな…これは死ねないな
「お~い、ヤトとサラぁ~!食堂行くっすよ~!」
「は~や~く~腹減ったぁ~。」
「ほらヤト。カダスさんとユミルさんが呼んでるわ。行きましょ。」
「あぁ。」
なによりこの日常を絶対に壊させてたまるか…
「ったく…良くあんな臭いセリフを思いつくわね。」
前を歩いているヤトを見てサラの口からは自然と笑みが零れていた。
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