いちっ

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「…お待たせいたしましたカルビで…………あっ」 「「あっ!」」 4人は綺麗なぐらいハモって口をあんぐり開けている…ただ、東城先輩だけは冷静。 「…………」 怒りを露わにしていると葉が立ち上がり私の肩に手を回した。 「ねぇ、織羽ちゃん。偶然会うなんて運命だと思わない?」 どこがよ 「ハァー…。どうせお兄ちゃんに言われて来たんでしょ」 「う゛う゛」 これは確信を突かれた反応だ…やっぱりお兄ちゃんが絡んでた。 「…お兄ちゃん?」 「ごっ、ごめん織羽!もうしないから許して」 頭を下げてまで謝るお兄ちゃん。 許してあげようかな 「分かった…でも次は許さないから」 そう言うとお兄ちゃんの顔が青白くなった。 「織羽ちゃんもこっちに来て一緒に食べようよ」 グイグイ力任せに腕を引っ張られてもう片方の手に持つ皿を落としそうになる。 「ちょっ、葉!そんなに引っ張らないでよ」 注意しても葉はニコニコで離そうとしない。 「あら、織羽のお友達?仲が良いのねぇ」 お母さん、関心してないで助けてよ… 「…お父さんは……お父さんは男友達なんか許さないぞ!」 お父さんは立ち上がり人差し指を差して大反対。 ……間違ってないけどそこじゃないでしょ
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