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「ま、冗談はさておき」
「「冗談!?」」
不覚にも葉月とハモリながらツッコミをいれてしまった。
って葉月も知らなかったんだ…
「でもほら、渡辺さん可愛いし誰かに狙われるかもしれない…用心としても…ね?」
さっきから聞いてれば東城先輩まで私を生徒会に入れようとするのは何故?
「用心って…そんなにこの学校って危ないんですか」
「危ないって程でもないよ……ただ、俺たちはこの学園の男子を敵に回しているようなもんだからね」
そっか…この人たちが人気あり過ぎて学園の女子が男子に見向きもしないのね…
「でも、私になにかあるってわけでもないですよ」
「そうだけどね。まぁ、一応気を付けて」
先輩、眼鏡が光った
「……では一応、用心はします…私はこれで」
先輩にお辞儀をして私は部屋を出た。
まだ心臓がドキドキいってる
「………これで…もう関わる事はない」
私は駆け足でお兄ちゃんの元へ向かった。
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