204人が本棚に入れています
本棚に追加
/361ページ
「あ、津田くんに大石くんと檜山っち!」
あは、檜山っちって(笑)
確かに高卒の年下くんで、小さくてかわいいけど。
しかも、お母さんと2人のお姉さんのキャラが強烈らしく、ちょっと女性不信というかおネエ的な一面があるらしい。
「他に誰かいたっけ?」
里乃はまだ思い出そうと思案している。
「ううん、それで男子は全部だよ。」
お見事です、里乃さん。
私は他のフロアの男子を、そんなに把握していません、はい。
苦笑を浮かべながらも感心していると、里乃がジリジリと私の横ににじり寄って来た。
「で、この6人のうちの誰?」
「…誰でしょう?」
私は里乃との距離を少し開けながら、疑問で返した。
最初のコメントを投稿しよう!