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ジリリリ、ジリリリ、・・・お前はもう起きている!
相変わらずうるせぇなこの目覚まし時計。
まぁいいや、おかけでいつもありがたく不快な目覚めを提供してもらってるし。
・・・やっぱそろそろ捨てよ。
「よっこらしょっと」
我ながらオッサンくさいなと思うが、
すでに癖になってしまい朝起きるたびに行ってしまう口癖がでてしまった。
おぼつかない足取りで階段を下りる。
このままだと二度寝してしまいそうなので顔を洗う。
時間は午前7時、家には俺以外だれも居ない。
と言っても実際は兄貴と一緒に暮らしてるから一人ではないが、
兄貴は働いていて、この時間は居ない。
ついでに親は二人ともしっかり生きている。
ただ高校が実家から遠いから兄貴の家に居候してるだけ
そして昨日コンビニで買っておいたパンを食べる、
食べた後は歯を磨く、磨いたら学校に行く支度をする。
習慣化された動きなので、止まることなく普通に終わる。
そして時間になったら学校にいく
、
そう、ありふれた学生の男だぜ俺は。
まぁ、特別な何かになりたい願望もあるし、
なんなら中学までなんか異能を持ってると信じていた痛い子だぜ。
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