blood~悪夢~

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『.........ちゃん.........新ちゃん!!』 はっ.........。 僕は、姉上の声でめが覚めた。 『新ちゃん、大丈夫??随分うなされていたみたいだけど......。』 姉上は心配そうな目で僕を見ていた。 ......本当に不吉な夢......。 銀さんが僕の大切な人々を殺し、僕も殺す。なんて.........。 昨日の夢を思い出すと、思わず身震いをしてしまった。 ありえない。銀さんに限ってそんなことありえない。 と、僕は自分に言い聞かせる。 こうやって言い聞かせてないと 自分が自分でいられない気がしたから.........。 現にこうやって姉上は笑っているんだし、僕だって生きている。 気にしてちゃダメだ。 そうして僕は、昨日の夢を忘れることにした。
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