思い出作りの旅行

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「なつこ…好き、だよ」 「…んぁっ…あ、たしも…好き…」 そして今夜も裕也に抱かれる。 これがきっと最後の、夜。 「なつこ…?」 「な、に…?」 「今、何考えてる?」 「え」 その瞬間、親指でスッと目元を拭われた。 「また、泣いてる…」 あぁ…あたしはきっと裕也を忘れることなんかできないだろう…。 そう、思った。
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