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「こんな服装で大丈夫かな？」
今日は見事な快晴だから、梅雨入りしていても雨に濡れる事はないと判断して、桜色のワンピースを着てみた。
ストレートの髪に薄めのお化粧をして、お気に入りの鞄と日焼け対策の日傘を持って外に出た。
一階に到着したエレベーターから降りると、掃除をしている管理人さんの姿が見えた。
「おはようございます。朝からご苦労様です。」
「綾瀬さん、おはようございます。今日は朝からお出掛けですか？」
「ええ、今日は仕事が休みなんです。」
「そうですか。良い休日を過ごして下さいね。」
「はい、ありがとうございます。」
管理人さんと挨拶を交わして笑顔で会釈をした後、日傘を差して歩き出した。
「管理人さんって凄く綺麗な女性だけど何歳なのかな？」
このマンションに住み始めた時から気になっていた疑問を一人呟きながら、タクシー乗り場を目指して歩き続けた。
ショッピングへ行くためにタクシーを利用するなんて今の私には贅沢な事だけど、日焼けをしたら仕事に支障が出てしまうから、出来るだけ日焼けをしないように心掛けてる。
本当はエステにも行ってみたいけど、例え一円でも無駄遣いは出来ないし正直そんな余裕はない。
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