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「みいの側には俺と結衣が居る。何があっても守るから心配しないで。」 「っ、せいちゃん……うっ、ごめんなさい……、」 「みい、泣かないで?可愛い顔が台なしだよ?」 「……っ、はい。」 私には強い味方が二人居る事を忘れていた。 せいちゃんと結衣は何があっても私から離れたりしない。 もし蓮に冷たくされても二人は側に居てくれる。 だから大丈夫。 もう怖くない。 心から蓮の婚約をお祝い出来るように、今日はずっと笑顔でいよう。 「美桜、もう大丈夫ね?」 「うん。結衣、ごめんね?」 「謝らなくてもいいのよ。私と聖也は美桜を守るために来たんだから。ね?」 「うん、ありがとう。」 涙を拭いて笑顔を見せた私を見て満足そうに頷いた結衣は、部屋の扉に向かって歩き出した。 「みい、行こうか?ほら、俺の腕に掴まって?」 「え、いいの?」 せいちゃんの婚約者は結衣なのに、私をエスコートするなんておかしくないかな? 蓮の婚約披露パーティーに来るお客様なら、せいちゃんと結衣の婚約を知ってるよね? せいちゃんが私をエスコートする事で悪い噂が流れたら嫌だから、パーティーは一人で行動した方がいいかもしれない。
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