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絶叫マシンを立て続けに4本はさすがに調子に乗りすぎたようで、ナタリーはベンチに倒れ込むように座った。
「大丈夫か?」
「お前は平気なんだな」
鍛え方が違うなんてうかつに口にすれば、ナタリーが怒るのが目に見えていたので、
「男と女の違いだよ。飲み物買ってくるな」
と言うと、キースは売店へと向かった。
「ほら」
ナタリーに飲み物を渡すと、キースは隣に腰を下ろした。
渡されたジュースのストローを口にし、ナタリーは一気に半分程飲み干した。
甘さ控えめの微炭酸が心地よかった。
ナタリーが視線を感じて隣を見ると、キースがじっとナタリーを見つめていた。
「何か付いてるか?」
「いや、お前にしては珍しいタイプのワンピースだなって思ってさ」
ワンピースの裾を少しだけ摘まんで感想を述べる。
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