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数秒間の浮遊時間の後、扉が開いた。
「こんにちは!」
と俺が挨拶すると…
「遅ぇわ!バカたれ!」
と怒声を浴びせられた。
むっ、なんだよ!これでも早く来たわぁ!
と心の中で呟いた。口に出したら次は何言われるか分からないからね。もしかしたら、手が出てきていたかもしれない。
「ルクール団長、そんなに怒らなくても良いじゃないですか。」
と言い訳を言って見るが…
「緊急事態だと言っただろ!お前は警報を聞いてないのか?マジリカが攻めてくるんだぞ!そんなんで騎士団が務まるか!」
「それは、そうですけど…でっこれからアルス山に行くんですか?」
「あぁ、そうして欲しいんだが…」
と団長にしては歯切れの悪い答え方
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