春ー出会いー

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太陽の光がまぶしい。 眠い目をこすり起き上がる。 「うっそー。まだ6時じゃん!目覚ましなしで起きれるなんて。うっれしー☆」 そう。今日は中学の入学式。 相当ウキウキしていたのか目覚ましなしでも起きれてしまった。 階段を降りて台所へ向かう。 「おはよーお母さん」 「おはよう、羽南梨。歯磨きしてきたら?」 「はぁーい。」 いつもはめんどくさい歯磨きでさえも楽しくなってしまう。 リビングに向かうと…いい匂いっ♪ 「いっただっきまーす。」 「いただきます。羽南梨機嫌いいな。そんなに中学楽しみか?」 「いただきー。浮かれちゃって…まぁ楽しいけど勉強がんばんなよー。」 お父さんもお姉ちゃんも笑顔でうれしそうに話してくれた。 本当に楽しみ。 ご飯を食べ終えて自分の部屋に行く。 新品の少し大きめの制服に腕を通す。 「中学生!」という感じが制服から伝わってくるような気がした。 ウキウキのまま鞄とスクバを持ち下へ向かう。 (憧れのスクバっ♪うれしー。) 階段を下りると お母さんもお父さんも準備万端! お姉ちゃんは3年生なので先に準備でいってしまっていた。 「よーし。行こうか。」 新しく買ってもらった靴を履き、ウキウキで家を出た。 これから、私の憧れの中学校生活が始まる。 恋、友情。夢膨らみながら晴天のなか歩き出した。
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