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矛盾
プップップップッ
遥か昔の小さな頃の記憶
何歳かは忘れたが、目の前には
病院のような場所で、ベッドの
上でチューブなどで繋がれている
年配の男性……俺が小さい頃に
大好きだったじいちゃんだ。
じいちゃんは最後の力を振り絞る
ように俺に近づけと言うように手
招きをする
「冥路や、お主には特殊な力が備わっておる、じゃがお主は優しい子じゃ、じいちゃんはお主がその力を悪用せぬことを祈るよ」
じいちゃん、俺の力ってなんな
の?
「お主の力とは、この世に無理矢理留められておる異形のものたちを解放してやる力じゃ、じゃが忘れるでない、そのもの達は力付くでは解放出来ん、頭を使いなさい、ではさらばじゃ願わくばお主が早死にせぬように……」
プップップップ-
静かな病室で心臓が止まった事を
伝える音が鳴り響く、
じ、めい、路、冥路起きて!!
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