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「ああ、今日は。ご機嫌は如何ですか?」
粋に着物を着こなした色男が薄ら笑いで僕を見下ろす。
「感謝の一つもいただきたいものですね。自分で死んだ身勝手にこうして話をすることからして異常ですからね。」
「煩いな。あんた何だい?まずその薄ら笑いをやめなよ。」
僕が反応することも考えていなかったのか。いちいち驚いたようにリアクションをするんじゃない。
「薄ら笑い?微笑みですよ。あなたの貧相な感性で判断しないでいただきたい。」
嫌な野郎だな。
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