俺の親友。

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キーンコーンカーン・・・・・・ タイミング良く予鈴がなる。 ナイス、チャイム! 「あー。 チャイム鳴ったからまた今度なー」 「実に残念だ」 ブツブツ言いながらクラスメート達は席に戻る。 また今度は……ないぞ。 *** ーー昼休みーー 「リッキー!!」 人気のない中庭で俺が弁当を食べようとしたジャストタイミングにリズが現れた。 「リズ君。 ちょっと座りたまえ」 やってきたリズを俺は隣に座らせた。 「どうした?」 不思議そうにリズは俺を見る。 「「どうした?」じゃない。 どうして墓穴ばかり掘るんだ?」 俺はリズをジッと見る。 「おけつ?」 ボケるリズ。 いつもこうやってはぐらかすんだよなー……。 「おふざけはいいよ」 俺はため息交じりに言う。 「墓穴?」 意味がわからないのかリズは首を傾げる。 「自分の正体、バラすような言葉は慎めよ」 俺は思わずため息をつく。 「ダイジョウブ、ダイジョウブ。 そん時はリッキーがいるもん」 そう言ってリズは無邪気に笑う。 「大丈夫じゃないぞ。 俺みたいにリズの正体に気づく奴でたらどうするんだよ? ここにいれなくなるどころじゃないぞ?」 思わず俺は溜息をつく。
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