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ほっぺにちゅーとペロペロを受けてから、片付いていない洗い物を片して、今週溜まった洗濯物を洗って干して、今日の晩御飯を作って。
さあ終了。
いただきます、ごちそうさま。
ちゃんと言ってから食べて、それから片す。
箸使いだって今じゃみなももお手の物。
片してから洗い物を一緒にやって、一緒にお風呂に入って(みなもが水が嫌いだから仕方なく。洗い方も知らなかったし)どっこいしょとソファへダイブ。
…と同時にみなもの頭はオレの膝へ。
リモコンでテレビをつけて、静かな空間に少しだけ音を騒がせる。
ふと、思った。
違和感がないことに。
みなものちゅーもペロペロも膝枕も、何でオレは普通に受け入れているのか。
しかも、違和感なしに。
考えてみるけど、答えなんか出てくるわけなくて。
みなもが猫だからか、なんて思って考えることをやめた。
時々ピクリと動くみなもの猫耳が可愛くて、ついつい弄ってしまいたくなる。
ちょいちょい触ってるとみなもが頭の向きを変えて視線を交えさせ、
「…………くすぐったい」
と、眉間にシワを寄せて一言。
どうやら機嫌を損なわせてしまったようで。
ごめんごめんと頭を撫でてやる。
そうしたら今まで垂れていた尻尾がゆらゆらと動き出すものだから、これは許してくれたのかな?なんて勝手に自己解釈。
当の本人はもうテレビに釘付け。
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