小さいおじ様と俺の二年目の夏

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「でも…… これ、動かないでしょ そんなの 俺の部屋に 置かれても困るよ!」 「そんなこと 言わずに ねぇ…… 武瑠くん 動くかもよ」 真知子さんは 人形の首筋にある 黒子のような ボタンを押す 「武瑠…… わしからも お願いする それに 会いたかったんだろ娘に ほら…… 可愛いだろう わしの娘」 「娘さんに 会いたいて 言ったけど それ人形じゃん! 本物に会いたいの 俺は…… それが約束でしょ」 その時だった……
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