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「――えちゃ――おね――ん―」
夢心地の気分に浸っている感覚が揺さぶられる。
うーん・・・あと10分・・。
「お姉――ん!」
揺さぶりが止んだ。
こちらの気持ちを分かってくれたようだ・・・。
被っていた暖かい毛布が剥がされる。
「・・・・くふっ・・!」
脇腹辺りを小さい手が這う感覚。
徐々に上に上ってくる・・。
すごくくすぐったい。
「わかった!起きるからっ!やめ・・・ちょ・・ひひ」
一気に覚醒した意識の勢いのまま脇腹を這う手を押さえる。
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