1-1章「命の日」

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「誕生日おめでとう。鈴」「誕生日おめでとう。お姉ちゃん」 「あ・・」「ぁ・・」 見事にハモってしまった。 笑い合いながらベッドから抜け出し、そのまま着替える。 四月六日、始業式。 制服はまだ冬服で、ブレザーを着るのだが・・・とりあえずブレザーはそのままに して支度を終える。 着替えてる最中も部屋で待っている鈴。支度が済んだのを確認した後に促すよう に先に部屋を出て行く。 それに続くようにして私も部屋を出る。 台所を抜け、リビングには既に朝食が並んでいた。 相変わらず美味しそうだ。 出来の良い妹を持つと姉は幸せだなぁ。
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