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「あ、スミカお姉ちゃんだ!」
孤児院の建物の中から、ティアと同じぐらいの髪の長さの細身の女性が出てくる。
薄い黄色の髪色に良く映えるような赤色の瞳。
孤児達と似たような服装・・・。
ティアに群がっていた子供達の数人がスミカに向かって流れる。
「スミカお姉ちゃん遊ぼうよ!」
「ぇ・・・?」
スミカは少し戸惑ったような声を上げ、ティアに視線を送る。
「今日はちょっと・・・仕事があるから。ごめん」
「えぇ~!お仕事なの?じゃあ終わったら遊んでねっ」
「・・・・」
ティアから視線を外し、その場から逃げるようにして孤児院を出て行くスミカ。
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