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………
「……こちらキプロス島要塞防衛艦隊分艦隊!一時の方向に敵艦隊。艦数約1000隻。至急増援を求む!」
いきなりの通信であった。
だが第7艦隊旗艦駿河の艦橋に緊張の波が走る。
「こちら第7艦隊。通信を受け取った。至急増援に向かう。キプロス島からの距離を教えよ。」
第7艦隊の通信士は防衛艦隊の位置を聞いた。
「……キプロス島からの距離およそ1億キロ。敵艦隊はそこから一時の方向およそ150万キロに展開しています。至近です!」
ここで一度通信は切れた。
第7艦隊司令の南波三郎中将はマイクを片手に的確な指示を出していく。
「中央通常任務部隊に伝達。本隊より先に戦闘宙域に到達し、戦闘を開始されたし。……本隊到着と同時に分艦隊を護衛し帰投する。……全艦隊に告ぐ!戦闘はもう始まっている。なるべく早く敵艦隊を撃破して防衛艦隊を助け出すぞ!」
各戦隊旗艦から返答が入る。
「了解。」
駿河の艦橋モニターには、先発の中央通常任務部隊の艦影が写っている。
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