1950's

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1950's

競技用だけのスニーカー発展前夜……………。 1950年代までのスニーカーで、真っ先に思い浮かぶのがコンバースのオールスターや、ジャックパーセルなど。 それぞれの誕生は前者が1917年で、後者が1935年のことで、共通するキーワードは『競技用』。 スニーカーという名称は英語の『SNEAK(忍び歩く者)』からきていて、ゴムの靴底が足音を立てにくいことからつけられた。 その起源をたどると、ブラジル人が素足にゴムの樹脂をつけ、乾燥させていたという説や、1832年にアメリカ📝のウェイト・ウェイブスターが底にゴムを張った靴の特許を取ったことが始まりなどのイロイロな説がある。 しかし、スニーカーがスポーツと最初に結びついたのは1896年のアテネ・オリンピックからだといわれ、それから約半世紀の間に主にスポーツ競技用という枠の中だけで発展を続けてきたのである。 それがコートの外、ストリートに飛び出したのは1960年代以降になる。
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