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そのまま部屋のカメラを見る5人
だが、無情にも現実は厳しかった
「………なかなか来ないですね」
「そう。私が古いばっかりに…………」
「岩沢さん!!そんなことないですよ!!というか戻って来て下さい!!!あの本編で見たようなクールでカッコいい岩沢さんに!!!」
そう言って種島が両肩を持って揺さぶっている岩沢にかつての面影はなく、ただただ頭をカックンカックン揺らして魂ここにあらずの状態であった………
そうして時間が悪戯に過ぎていく中とうとう………
『Alchemy Girls Dead Monster』
「え?」
「やったじゃないですか!岩沢さん!!」
「そんな…………なんで…………」
「やっぱり覚えてたんですよ!!『AngelBeats!』を!いや、『岩沢さとみ』を!!!」
「……………」
「ほら!早く行きなよ!!」
「………………………………うん」
そうして岩沢が部屋を出た
そして事件は起きた
「「「………………あ!」」」
「?………どうしたの?三人共?」
「…………消えた」
「消えたって何が?」
「…画面が」
「どういう事!?」
「双葉ちゃん!私が説明するよ!あのですね。今『Alchemy』が演奏停止になったんです!!」
「………………………え!?いや、なんで!?」
「た、多分ですね~その二曲目にコールがありましたからそれでかと……」
「コールって、ひょっとして終了五分前ですとかいうあれ?」
「おそらく………」
「で、あの人達はその時には曲を時間より多目に入れていてそれで『Alchemy』を演奏停止して帰って行ったと」
「他にも何曲か演奏停止してましたからそうかと…」
「………………」
「………………」
「………………」
「…………………………すう~~~~~~~~~…………………岩沢さ~~~~~~~~ん!!!!!!!!!」
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