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『Don't say lazy 桜高軽音部』
「……………」
誰が無言なのかは敢えて言うまい
「じゃ、じゃあ言って来ます」
さすがの唯も空気を読んで気づかいながら出て行く
「さっさと行きなさい」
そして少ししてある問題が…
「どうしよう……ギター忘れて来ちゃったよ~………今から戻っても間に合わないし」
部屋の前まで来てギターを忘れた事に気づく唯
果たして間に合うのか!?
「唯姉ちゃ~~~~ん!!!」
「あ!双葉ちゃん!!!!」
「はいこれ!!大事なもんだろ?岩沢の姉ちゃんが言ってた」
「ありがと~~」
「早く行きなよ!」
言いながら待機所に戻る双葉
「うん!」
そして…
ガチャ
『!?』
当然ながらオタク四人組は驚いて
「…………♪Please don't say you are lazy…」
歌い終わってしばらくしてオタク達から歓声が上がった
「いや~、どもです~」
そして…
『ふわふわ時間 桜高軽音部』
「え?」
もう一曲待っていた
オタク達はもう歓迎モード
「………………………………♪君を見てるといつもハートドキドキ…」
そして名残惜しい空気の中、帰宅となった
「どうでした?」
スタッフがそう聞くと
「う~~~~ん」
何やらまだ居たい雰囲気満載な様子の唯
「……………ねえ?1つお願いがあるんだけど…」
「行っちゃったね、唯」
「長門さんもさっき出て行っちゃったし」
「そりゃけいおん歌っていて涼宮ハルヒを歌わないわけないでしょ」
そこへ誰か入って来た
「唯!?」
「何?あなた何しに来たの?」
「じ、実は1つお願いがあって」
『お願い?』
「うん!岩沢さんに」
「あたしに?何?」
「あ、あの………………Alchemyを聞かせてくれませんか?」
「…………………………いいよ!何なら一緒に歌わないか?」
「い、いやいや!!わ、私のような者がそんな事」
「大丈夫だよ。逆にあたしの方が上手く歌えるか心配なくらいだよ」
「そんな事ないですよ」
「お~い!岩沢さ~ん!平沢さ~ん!」
「もう入れたぞ~!」
いつの間にか撫子と双葉が準備してくれていた
「…歌おうか」
「はい!!」
歌い終わって……
「す………………凄いですよ!!!!二人共凄いです!!!私感動しました!!!!」
撫子が立ち上がって拍手する
「ありがとう」
「岩沢さん!ありがとうございました!!!」
「こっちこそけいおんの平沢唯と演奏なんて貴重な経験させてくれてありがとう」
お互い握手する
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