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「真木、自分を変えるつもりでやってみろ。高橋がサポートしてくれるから、大丈夫だ。」 ニッと微笑んで手招きする先生が鬼に見える。 俯きながら渋々壇上に上がり顔をゆっくりあげると、クラスのみんなの視線があって、また赤くなりながら視線を落とした。 「委員長に任命された高橋 誠です。楽しいクラスを作るためにはみんなの力が必要です。 僕たちはみんなの意見を取りまとめるだけです。 みんなで意見を出しあってより居心地のいいクラスにしていきましょう。 よろしくお願いします。」 高橋くんがサラッと挨拶をすると、あんたの番だと言わんばかりにみんなの視線がこちらに集まった。 真っ赤になって固まっていると、高橋くんが横で囁いた。 「落ち着いて、大丈夫だから。一度鼻からゆっくり吸って口からはいて…それから前を見て。みんな仲間だよ。」 言葉にしたがって息を深く吸って吐き出すと、少しだけ舞い上がってた気持ちが落ち着いた気がした。 伏せていた視線を前に上げた。
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