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「でしょ?」 「い、言い間違えただけで…なんにも面白くないです。人見知りだし…。」 「人見知りがいいんじゃない?過緊張して何が出てくるかわなんないじゃん。」 初対面でこんなに打ち解けて話すメグとアユ。私とは全く違う人種だ。 こんな人達が偶然にも出席番号の前後にいて、初日から声をかけて貰えて笑われて… 運がいいのか悪いのか…。 メグもアユも人見知りで緊張しいの私を面白がってると思うとチョッピリ落ち込んだけど、楽しんでくれてるのが嬉しくもある。 中学の時までは根暗で緊張しいの私に声をかけてくる人はいなかった。 たまに男子から告白されたこともあったが、自分のことじゃないみたいで実感がわかなくて… きっとこの人一時的に勘違いしてるじゃないかって思えた。 夢男の夢を見る頃には、誰も告白してくる人はいなかった。 クラスメートを呼び捨てにしたこともない。 数人いる中学の友達も、同じような性格の子達が遠慮がちに一緒にいた感じだった。 友達に沙彩矢と呼ばれるのは初めてで、二人の口から溢れる自分の名前が自分のものじゃないような変な感じ。 だけど二人があまりにも楽しそうに笑うから…
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