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「別に集めてるわけじゃないけど、何かもったいない気がするなぁ」
何気無しに手を取って持ち上げると…
ぶら~ん
「うわぁ!」
予想外の出来事に思わず声を上げて「ソレ」を落としてしまう
「びっくりしたぁ…フィギュアじゃないのか?人形?」
今度はポーズが変わったが、相変わらず寝ているように見える
「あーびっくりした。でも、なんだ…?」
何かひっかかるものを感じて、もう一度手にとって見てみるとそれは…
「これは…もしかして神姫か…?」
小さな妖精が寝ている
そんな表現がよく合うその人形は、確に見覚えがあった
「えーと…確か…そうだ!マーメイド型神姫イーアネイラだ!…多分」
そんなに詳しいわけじゃないが、なんとなく覚えがあった
「しかし、なんでまたこんな所に…」
神姫はゲーム的な要素もあり、リセットが出来てやり直しが可能である
もちろんデメリットもあるが…
それ故、神姫そのものを捨てると言うのは中々ない状態。
一体、何があったのか…
「…神姫って言えば感情があるって話だよな…やっぱ寒いんだろうな…」
拾った彼女は素体状態であり、いわば裸の状態である。
寝ている、つまりバッテリーが切れが、いささか寒そうに見える
「…とりあえず連れて帰るか…クレイドルっていくらだっけ?もしかしてパソコンいるのかなぁ…」
これが二人?の出会いだった
「普通こんな出会いしねぇよ!」
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