運命の赤い糸

２。

出発前は、まだ薄暗かったが、海に着いた時は、すっかり夜が明けていた。

コンクリートの防波堤に座り、タバコに火を…………点けない。
つか、私、タバコ吸えない……
なので、近くの自販機で買った、缶コーヒーを飲む。

ふふ
誰もいない海
私だけの為に、さざ波が打ち寄せては返し、心地よい音色を奏でてる。
なんて、素敵な時間なんだろう。

缶コーヒーを飲み終わるまで、景色を堪能した。

さて、帰りますかー。

再びエンジンを掛け、今度は違う道で帰路についた。

帰りはのんびり、音楽でも聞きながら、優雅に帰ろっと。

手にしたＣＤはシャカタクのナイトバーズ。

私は、この曲が大好きである
聞いていると、胸がキュンとするような、温かくなるような、それに、切なくもなる
きっと、思い出の曲なんだろうなー

今は思い出せないけど、きっといつか、全てを思い出せる日が来ると信じて、レッツゴー！

帰りは、優雅に、気高い薔薇の様な、スリムな運転で帰った。

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6時過ぎに家に着いた

軽く洗車を済ませ、ガレージにＩＮ。

一仕事を終えた私は、ベッドで深い眠りに就いた…。