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7月半ばの暑さが鬱陶しくなってた頃、
月ノ宮 草也は、夜の道を歩いていた。
草也「フンフンフフン♪」
ウォーク○ンでボカロの音楽を聴きながら。
何があったのかは分からないが、端から見ても一目で分かるほど、非常に高いテンションで上機嫌だった。
そんな草也の隙を突くように。背後からトラックが迫ってくる。
普段ならそんなものが近づいてくればいくら夜といっても確実に気付くはずだ。
しかし今の草也は浮かれていて気付かない。
偶然が重って起きたものだが。
後々考えると、これは必然だったのかも知れない。
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