序章

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2人がゲームによる勝負をする事になったようだ。 「ゲームねぇ…」 かく言う俺もゲームは大好きだ。ジャンルを問わずどんな内容でもそれなりに楽しめる。 2人が勝負に選んだゲームは格闘ゲームだ。 これなら確かに、物理的に格闘勝負されるよりも平和的である。 「あれ?また争っているのか?」 この場にまた俺の知り合いが1人やって来た。 「あっ!お兄ちゃん!」 「よう一里。お前も来てたんだな。」 やって来たのは俺の親友だった。 そして俺の隣にいる後輩の兄でもある。 …ちなみに背も高くて誰もが認めるイケメンな為、たいそうおモテになっている。 …羨ましい。 「よう!」 「や!」 短い挨拶で十分コミュニケーションがとれる。 コイツはイケメンだがこの通り気さくな性格で高慢なところが無い。 …ゆえにクラスでも人気者である。 ホントに何だよこの完璧人間は…
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