再会-薔薇の刺を抱きしめて-

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相変わらず、いや、さらにも増して淫惑な目付きで僕を見つめる彼女に 僕はためらいもなく挿入し、二人は体と体をぶつけ合いながら、ひたすらに思い描く一つへ上り詰める作業を繰り返した。 やがて、二人の動きは加速し、めざす場所へ二人が同時に行き着いた、その瞬間! 彼女に異変が訪れた。 「ぎゃゃややゃゃゃーっ!!!!」 なんと、彼女の目は白目をむいて、ひたすらに断末魔の叫びを上げはじめた。 僕は唖然とするしかなかった。 目の前の光景に理解ができないまま、立ち尽くすしなかなかった。 やがて、凶暴化しか彼女は自ら鎖を引きちぎった! 僕はあまりの迫力に腰を抜かしてしまう。 先程まで威勢のよかった僕の性器は、縮こまり、膝には精液が、子供がこぼしたアイスクリームの様に、無造作にこびりついていた。 やがて、彼女の表情がまるでこの世のものとは思えない表情に豹変した。 そして、腹から突然、腕が生えた! 一本、また一本。 僕はもう、死を覚悟した。いや、死を受け入れる準備が整ったというべきか。 その時、 「こっちだー!!」 突然後ろから腕を捕まれ、引きずられるように、目の前にぼんやり浮かぶ光の中に、僕は引きずられていた。 しばらくして、僕を引きずる正体は、あの男であることがわかった。 青白い光が、僕と男を包み込みだした。 何も言えないまま、成すがままの僕。 やがて、豹変したリリスは、その体の輪郭を失い、何かに食い殺されたかのように、体のパーツを部屋のあちこちに飛び散らしながら、リリスと判断できる唯一のパーツである胴体が、床にひれ伏した。 その瞬間に、目の前は青白い光に包まれ、僕は意識を失った。
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