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俺はすぐにメールを送った
│風邪か?
来なくたなった理由はもう1つ浮かんだが、敢えて聞かなかった
だが返事は
│ごめんね。もう、耐えられなくなっちゃった
簡潔に、そうかかれていた
その日の放課後、俺は幼馴染みのふたりに先に帰ってもらい
学校の近くにある桜富公園にやってきた
ここにきた理由は
佐々城と約束したから
─この桜富公園には大きな桜の木があり、神の住まう場所と繋がる、と言われている
その桜の木には触れずに、覚悟のある、覚悟を決めて願いをすると
その願いが良い形で叶う
という噂がある
そこで、俺はあることを決意してここにやってきて
叫んだ
「スゥ…神の世界に!!いじわるを象徴する神がいるなら!!ここにこい!!俺が!!更生させてやる!!───そして!!俺は!!アイツを!!佐々城を!!いじわるな奴らから!!──」
「──守り続けてやる!!」
そう、叫んだ
桜の木に
〝片手を触れさせながら〟
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