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私は家に帰ると早速、引っ越す準備に取り掛かった。私自身、力仕事どころか引きこもってばかりいたため準備に大量の時間を費やし、準備が終わったのは、つい一週間ほど前のことだった。
荷物を運び屋敷へ行くと屋敷の門の前にニャールと名乗った男が待っており荷物の搬入を手伝ってくれた。そのお陰で夕方過ぎには、搬入は完了していた。
彼は「夕飯でも作りましょうか?」と誘ってくれたが、私はあまりにも疲れていたので彼の誘いを断り二階の寝室で寝ることにした。
彼の話していた通り、窓という窓を締め切れば光が一筋も存在せず自分の存在をくっきりと浮かび上がらせる程の闇であった。
朝・・・と言っても屋敷中、闇に支配されているので時間など分からない。私は寝室にあったランプを片手に朝食を食べるため食堂に向かい、軽く朝食を食べた後、この屋敷を探検することにした。
そうなのだ!私は屋敷を探索したのだ!これがいけなかったのだ。
屋敷はやや広め二階建ての地下室のある屋敷であった。私は地下室を探索中、地下室が図書室だと言うことに気が付いた。図書室には一冊私の興味をなぜだか知らないが刺激する本があった。タイトルは『REVELATIONS OF GLAAKI』と書いてあった。
私はこの本を寝室へ持って行き読んでしまったのだ!
この本を読んでいる最中、何とも言えない吐き気が私を襲ったが延々と私はその本を読み続けた。
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