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メ「これは……嬉しい?なんで?」
カ「ククッさぁな、だが、今日は気分がいい」
メ「いつもは悪いの?」
カ「ああ、テメェはラッキーだな。普通なら殺してる」
メ「?」
カ「わからないって顔だな。俺は牢獄だろうと関係ねェ……手錠でもロープでもなんでも俺は骨が折れてでも、火傷をしてでも取ってやる。どうせ治せるんだからな」
メ「治せる…」
カ「こっちに来てみろ」
メ「?…うん」
カ「ククッバカだなぁ」
メ「う…あ゛あ」
ただ触られただけ、なのに骨でも折れたような痛み……。
カ「逃げねェのか?」
メ「うん……ぼくも、嬉しいから……っ……」
逃げない、痛くても、逃げない。たった1人、ぼくを怖がらないでくれる人なのだから。
カ「……なるほどな。不快だが、まぁいい。ほら」
メ「……??」
また触られたら痛くなくなった?
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