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遠くの方からチャイムの音が鳴り響く。
こんにちは、あたし三咲。墓丘 三咲、小学校5年生。
昨日の夜色々あって今朝は朝寝坊して急いで学校に行く途中なの。
呑気に自己紹介しているけど、今猛スピードで走っているのさ。
キキィと急ブレーキ。
息を切らしながら下駄箱まで猛ダッシュ!
辺りは人の気配すらない。というか、あたししか人はいない。
ギィ と下駄箱を開ける。
するとそこには手紙が入っていた。
裏面を見たけれど◯◯よりと一言も書かれておらず、表面にはご丁寧に墓丘 三咲様と書かれてあるだけ。
あたしは中身を拝見しようど、あ、と時計を見て教室へ向かう。
ガララ……とドアを開ける。
休みの人以外の皆は入って来た三咲を見る。
今は2時間目だ。
休み時間、あたしは担任の先生からこっぴどく怒られた後で友達からノート見せて貰っている最中だ。
「ふみー終わったよ…」
背筋伸ばして一段落。
あたしは友達にノートを返し、下駄箱から見つけた手紙を机から出した。
中身を出してみてみる。
そこにはこう記されてあった。
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