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─20分後─
「はぁ………」
「見付からなかったね…」
肩を落としたリュカとネイシャが、集合地点に戻ってくる
「むぅ…不覚……」
「もう休みたいにゅー…」
同じように見付からなかったのだろう、アスティムとミリューが戻ってきた
「む、既に戻っていたでござるな」
ここに、唯一肩を落としていないシラヌイが戻ってくる
「シラヌイ、宿は見付かったのか?」
「いや、見付かる筈が無いでござるよ」
リュカの問いに、シラヌイは返す
「先程村人と話したのでござるが、この村…セズウィック村には冒険者の宿が無いそうでござる
どうしたら良いか問うてみたところ、村長殿の家へ行けば泊めてもらえるやもしれぬとの事でござる」
「休めるにゅ!?」
シラヌイの説明に、目を光らせたミリューが反応し、シラヌイに飛び付く
「ぬぉっ!?
ミ、ミリュー殿、まだ可能性の域でござる
泊めてもらえるとは限らないでござるよ」
「まぁ、そこ以外にあては無いのだろう?」
「なら、行くとするか」
「うん……」
シラヌイの持ってきた情報を元に、各々行動する
一同は村長の家へ向かう
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