導入編

3/5
前へ
/18ページ
次へ
─20分後─ 「はぁ………」 「見付からなかったね…」 肩を落としたリュカとネイシャが、集合地点に戻ってくる 「むぅ…不覚……」 「もう休みたいにゅー…」 同じように見付からなかったのだろう、アスティムとミリューが戻ってきた 「む、既に戻っていたでござるな」 ここに、唯一肩を落としていないシラヌイが戻ってくる 「シラヌイ、宿は見付かったのか?」 「いや、見付かる筈が無いでござるよ」 リュカの問いに、シラヌイは返す 「先程村人と話したのでござるが、この村…セズウィック村には冒険者の宿が無いそうでござる どうしたら良いか問うてみたところ、村長殿の家へ行けば泊めてもらえるやもしれぬとの事でござる」 「休めるにゅ!?」 シラヌイの説明に、目を光らせたミリューが反応し、シラヌイに飛び付く 「ぬぉっ!? ミ、ミリュー殿、まだ可能性の域でござる 泊めてもらえるとは限らないでござるよ」 「まぁ、そこ以外にあては無いのだろう?」 「なら、行くとするか」 「うん……」 シラヌイの持ってきた情報を元に、各々行動する 一同は村長の家へ向かう
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加