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「すみませーん」コンコン
一同は村長の家と思われる家にたどり着き、リュカがその扉をノックする
「誰だ、こんな夜中に?」
家から出てきたのは、線の細い男性だ
手入れを怠っているのか、その顔には無精髭が生えている
「夜分遅くにすみません
俺たちはたまたま近くを通り掛かった冒険者なんですが、宿を見付けられずに困っています
もしよろしければ、一晩泊めてもらえませんか?」
リュカの言葉に男性は少し考える素振りをしてから口を開いた
「良いだろう、入り給え」
男性はそう言ってから家の中に入っていった
男性に着いていく一同は、ついでだと言われ夕食も振る舞われた
また、男性との会話の中で、彼が村長であるローレンス・ヴェルチだとも知ったようだ
ローレンスは、一同との会話の中で、このような事を話した
「君たち、良ければこの村で働かないかね?」
「にゅ? ミリューは蛮族を殴るくらいしか出来ないにゅよ?」
「ミリューは静かにしていてくれ
ローレンスさんは、私達にこの村を拠点に冒険者をしてほしい…という事で合っていますか?」
「あぁ、その通りだ」
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