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対談中の数枚を撮った後、やることがなくなってしまって。
「…綾瀬。座りなさい！」
「…帰っちゃダメですか？」
「まだ撮り終わってないだろ！」
「先に撮影しましょうよ。どうせ、２時間フルに使う気なんでしょ？早く現像したいです！」
「「アハハ！！」」
なんか笑われたし。
ちょっとムカついたので、Door the Mの二人を見て睨み付ける。
「本当にいいね。綾瀬ちゃん。」
「こんな女、見たことない。」
「悪いな。二人とも。」
「いいよ。写真から撮ろう。」
…いいやつじゃん！大翔。
これで仕事は終わりだ！
帰ってからは大好きな現像が待っている！
「早く！ここに立ってください！」
「綾瀬！お前はいい加減にしろ！」
長野さんの怒鳴り声を無視して、ファインダー越しのターゲットを覗く。
さすがアイドル様。
いろいろポーズを決めてくれる。
注文しなくても分かってらっしゃる！
撮影は直ぐに終了。
「また仕事しようね！綾瀬ちゃん。」
「……はぁ…機会があれば。」
「綾瀬！！！」
「ヒィィィ！！失礼しました！」
そして会社に戻った。
それが出逢い。
特に気にも止めてなかったアイドル様。
どっちかと言えば、嫌いな方。
………なのに………
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