プロローグ

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私、綾瀬瑞樹(あやせみずき) 小さい頃からカメラが大好きで、家族の写真や風景などを撮っていた。 将来は写真家になると夢を抱き、その夢が現実になったのが3年前。 父親は、不動産会社の社長 母親は、芸能事務所の社長 お陰で、贅沢な暮らしが出来たが、忙しい父は家に帰らないで仕事三昧。 母も忙しい人だったが、父の家庭を顧みない行動に耐えかねて、私が高校の時に離婚した。 今は、二人はそれぞれに家庭を持っている。 私は、離婚の条件として、家の確保と1億円ずつの生活費を渡してもらいたいと両親に伝えた。 そんな大金、払えるはずがないと。 これで離婚することはないと。 でも、二人はそれを伝えた翌日に、全てを支払った。 ………孤独だった。すごく。 両親は、私のことなど気にも止めずにそれぞれの道を進んでいった。 父は、新築のマンションを私にくれた。 私は、17歳でそこのオーナーになった。 お陰で、何も労せずお金が入ってくる。 そのお金で、高校を卒業し、大学と進学。 現在に至る。
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