志穂との再会

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「志穂の事 妻から聞いて 親子だなって実感した まさか同じ道をたどるとはな」 「そうだったんですか」 何だかほっとした 「私はおやじさんに怒鳴られたが 私は怒鳴るのはやめようと思ったよ 自分も同じだったから君の気持ちは 私が一番わかっているからな」 笑いながら言っていたが その顔はすぐに真剣になっていた 「ただ娘を思う気持ちは今も昔も変わらない どうか志穂を幸せにしてやってくれ」 そう言うと頭を下げるお父さん 俺も深く頭を下げた 「はい」 お父さんの想いに俺は感動していた 「君は早くにご両親を亡くしたんだってな これからは私達が君の親だ いつでも遠慮せずに家へ来るといい雅史君」 「ありがとうございます」 俺はその言葉にもう一度 深く頭を下げた
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